今朝も爽やかな朝日を浴びて、通勤ウォーキングに勤しみました。
ウォーキングのルートを決めるのは、いつも家を出てから心の赴くままに従うのですが、最近一つの癖がわかりました。何となく悩ましい心情の時には堂々と甲州街道(国道20号・新宿通り)を四谷~半蔵門まで一直線に進み、国会議事堂の堂々たる姿を横目に日比谷~新橋に入る。反対に気持ちが爽やかな時には、慶応大学病院の裏通りを抜け、神宮外苑イチョウ並木を通って乃木坂~赤坂~新橋というルートになることが多いようです。
気持ちと行動が逆なんですね。何となく寂しい気持ちの時は明るい大通りを歩き、爽やかな気持ちの時は何となく寂しげな細い通りを歩く・・・。う~ん、自分に正直でないのかなぁ~。
昨晩はNHKの「坂の上の雲」を見てました。ちょうど日露戦争時の203高地を攻略せんとする場面で、乃木希典司令官が自軍に甚大な被害を出しながらも何とか203高地を奪取したという場面でした。感情を表に出さない司令官が亡くなった大勢の兵士を想って静かに戦地に佇む姿には言葉にならない感動を覚えました。
決して功名を得ようとするタイプではない、非常に地味な乃木希典将軍の旧宅がこの写真です。実に質素な佇まいです。
乃木将軍はこの戦争で長男と次男を亡くしています。さぞ辛い思いをされたことと思いますが、この写真の中の子供に声を掛ける乃木将軍の姿は実に優しく、これらの辛い過去を一身に背負ってきたゆえの厚みが感じられます。是非一度足を運ばれては如何かと想います。
0 件のコメント:
コメントを投稿