2011年5月31日火曜日

山なのに小海


長野県にある小海リエックスリゾートに行ってきました。写真はJR小海駅です。
長野新幹線の佐久平駅からJR小海線で小海駅まで50分程度。2両編成のローカル列車です。途中から大勢の中高生や遠足の児童達が入れ替わり乗降して結構賑やかな車内でした。車窓の景色は正に日本の原風景といった感じで、田圃に畑、民家も木造中心で立派な庭木を配した古民家が点在しており情緒豊かな街にしばし見とれていました。JR小海駅から更に路線バスで40分かかりますが、これも正に地元お婆ちゃん達の日常の足です。2時間に1本程度しかないので、買い物にも計画的に出掛けます。そう言えばお爺ちゃんは一人も見かけませんでした。
温泉は薄めの茶褐色で柔らかい泉質。露店風呂も白樺に囲まれ八ヶ岳麓(?)が眼下に広がる雄大な景色が満喫できました。今回の目的はゴルフ。一泊二日で2プレーしました。事前の練習も当日のパッティング練習もせずぶっつけ本番でしたが、一時期の好スコアに匹敵する良い結果を出すことができました。欲を出さず腹八分目を心がけたのが奏功したのだと思います。

良い休暇になりました。

2011年5月25日水曜日

国立劇場 裏の隠れスポット


前から一度敷地の中に入ってみたかった国立劇場です。
平日の朝なので当然人影などは無く閑散としています。歌舞伎公演中などはさぞ賑やかなことでしょうね。・・・という私はこれまで一度も歌舞伎や狂言など観たことも無く、関連の知識も興味も皆無です。という訳で、これまで国立劇場の前は何度も通ったことはありますが、敷地内に足を踏み入れたのは今回が初めてです。
歩行者通路を進むと「芸能情報館」という看板が目に入りました。国立劇場のちょうど裏側にあるというので試しに行ってみました。・・・ありました。非常に地味な佇まいです。1階が古典芸能の展示場、2階が関連の図書閲覧室です。共に無料です。今月は展示場は休館でしたので図書閲覧室を覗いてみました。すると図書陳列スペースと閲覧スペースを合わせて200平米ほどでしょうか。小さいながらも古典芸能(歌舞伎、狂言、落語、浮世絵等々)に関する図書が程良く陳列されて(初心者向けに厳選されている)おり、また閲覧席も大きめの机がゆったりと置かれています。人が少ないこともあってとても静かな環境で図書を閲覧することができます。また伝統芸能情報館3階では公演記録鑑賞会という催しもやっており、毎月第2金曜日10:30~過去の公演映像が無料で上映されているそうです。先着120名と書いてありました。

昨今、何かと話題の多い歌舞伎界ですが、まずはこの情報館で基礎知識を頭に入れて、その上でじっくり古典芸能を楽しんでみたいものです。ここは穴場です。

2011年5月19日木曜日

六本木ミッドタウンと袋小路

今日は、神宮外苑→青山一丁目→乃木坂→六本木→神谷町→芝公園の通勤散策です。
外苑の銀杏の成長を見ながら(と言っても樹齢80年なので大先輩ですが)青山一丁目交差点を抜け、乃木将軍公園で一休み。六本木に向かうと旧防衛庁跡に開発された六本木ミッドタウンに颯爽と出勤するビジネスマン達。みなさん華やかで仕事が出来そうに見えるのは建物のせい!?少なくとも今にも壊れそうな古小屋に出勤したらまた見え方は違うのでしょうね。( ̄0 ̄)/
私にはあちこちにある○○ヒルズ的な所は敷居が高過ぎてどうもダメです。やはり昭和風情漂う時代遅れな所が落ち着きますね。
さて六本木交差点を越えてすぐの所に袋小路を発見。好奇心で足を踏み入れるとその先は何と広大な墓地。さすがに写真に収める訳にはいかず袋小路の入口でシャッターを押しましたが、この都心一等地に広がる墓地の存在を知りませんでした。勉強のため調べさせて頂きます。

私は何故か袋小路を見ると心が落ち着きます。そう言えば魚も川の溜まり(袋小路)によく集まっています。のら猫などもそうですかね。もしかして私の前世は魚かのら猫??

2011年5月18日水曜日

奥の細道の先には・・・

今日は、左門町から須賀町を抜け若葉町に入りました。若葉町も区画整理が行われず昔の町並みのままですので袋小路の路地もあちこちに存在します。小さい頃の冒険心を甦らせて未踏の路地に一歩踏み入れるのですが敢えなく行き止まり。繰り返し何度か挑戦しながら若葉町の奥に進むと鉄砲坂という坂が。更に奥に進むとようやく写真の光景が広がりました。
普通車1台がやっと通れるような橋は「あさひはし」。その下をJR中央線が走りすぐ前に古めかしいトンネルが口を開けて待っています。どこか懐かしいような少し恐さを感じる風景でした。橋を抜けるといきなり迎賓館横の神宮外苑から四谷見附に延びる道路に出ます。もうそこはいつもの見慣れた光景です。
この界隈は本当に面白い。都心の生活と言うと何か無機質で殺伐としたイメージがありますが、一歩中に入ると昔のままの町並みと風情が漂っています。人情も立派に生きています。ここに住めていることに改めて感謝します。

2011年5月17日火曜日

今朝は氏神様のお参りから


四谷総鎮守の須賀神社(須賀大神、稲荷大神)にお参りしました。困った時の神頼みはよく行いますが、心落ち着く時の参拝もまた格別なものです。今住んでいる大京町からは徒歩10分位の所ですが、以前住んでいた左門町からは徒歩2~3分です。私の通勤散策経路に当たりますので、これからはちょくちょくお寄りしたいと思います。さて、何故心落ち着いているかと申しますと、ここしばらく続いた夫婦間のギクシャクした険悪な雰囲気に一区切りついたからでございます。息子からのイエローカードが効きまして、お陰さまで今週から心落ち着く日々を過ごしております。・・・で、不思議と氏神様にお参りしようという気になりました。いつも困った時の神頼みでは神様に申し訳が立ちませんからね。この地域はお寺も方々に存在し、さぞ困った方が多いのか、心落ち着く方が多いのかは分かりませんが、何れにせよ心の拠り所が多いことは有難いことです。今日も張り切って仕事に参りましょう。

2011年5月16日月曜日

本家本元の喫煙コーナー

今朝はうっすらとした曇り空の下、いつものように通勤散策です。四谷見附の土手には新聞片手の労働者風の方々が大勢地面に腰を下ろして何かを待っている様子。お聞きする訳にもいかず静かに前を通り過ぎましたが、どうも職安の開店待ちのような雰囲気でした。雇用情勢が依然改善していないことを実感します。

さて、写真は虎ノ門の高層オフィス街の一角にある喫煙者向けのオアシスです。朝の澄んだ空気と一緒に煙草の煙を胸の奥底に吸い込み、気合いのように大きく吐き出す人。或いはため息にも似た弱々しい吐き方の人など様々です。新緑に囲まれた快適な場所を提供しているのはJT(日本たばこ産業)です。ここはJT本社ビルの敷地の一角です。昨今の喫煙環境の狭小はご存知の通りですが、さすが煙草供給元のJTは違いますね。喫煙者に優しい。このような快適に喫煙できる場所が各所にあれば、不快な歩き煙草も少しは減るかも知れませんね。ちなみに私は23年前に完全に禁煙しました。終煙ですね。でも喫煙者の気持ちはそれなりに理解できます。小屋のようなスペースで黙々と煙草を吸っている姿は見るに忍びない思いです。快適な喫煙スペースの提供は、喫煙者にも禁煙者にも優しいまちづくりのポイントですね。

2011年5月9日月曜日

粋な寄付の仕方もあるんですね。


東日本大震災では全国・全世界から多くの支援や寄付が寄せられ、人間社会の互助共助の精神の素晴らしさに改めて敬意を表します。
さて、今朝の通勤散策もいつもの四谷見附(真田豪)土手からです。既に桜のピンクは影もなく、新緑一色に塗り変えられていました。1枚目の写真は土手から遠く新宿方面を望んだものです。迎賓館の薄緑の屋根が小さく見えます。ここからの眺めは高層ビルもなく東京らしからぬ(?)景色で、田舎者の私には自然と心が落ち着きます。
ところでこの土手は松と桜の混在した並木となっていますが、桜は個人の実業家が寄贈したものなのですね。目立たない所に写真の石碑がありました。調べたところ福田家(や)のオーナーだそうです。近隣の料亭かと思います。春には大勢の花見客の心を和ませるこの真田豪土手の桜堤は、個人の寄贈によって一層華やかに受け継がれているのですね。
さり気なく名前も残るこのような寄贈の仕方も粋なものだと感心しました。

2011年5月6日金曜日

伊勢神宮 豊受大御神


ゴールデンウィークは5月1日から4日まで伊勢に帰省しておりました。
高速道路の休日割引等が6月には廃止される(予定)ということで、最後の恩恵にあやかろうとマイカーで往復しました。渋滞を避ける最も効果的な方法は深夜の移動です。今回は深夜0時に出発し、早朝には目的地の混雑ポイントを抜けるという計画通りの移動でした。東京発0時、三重県四日市市通過が5時。帰りは伊勢出発0時、東京到着7時。帰りは四日市で渋滞を避けられず止む無くPAで1時間の休息。その他は至って順調でした。一人での移動で不安でしたが何とか無事に帰還(?)できました。
さて、伊勢神宮には内宮と外宮の大きく二つの神宮が鎮座していますが、ご存知の天照大御神が祀られているのは内宮(ないくう)。外宮(げくう)は五穀豊穣の神様で豊受大御神(とようけおおみかみ)が祀られています。この二つの神宮を総称して伊勢神宮と言います。(神宮司庁のHPで非常に解り易く紹介しています。)現在の伊勢市の前身は宇治山田市という名称で、宇治地域と山田地域に分かれていました。内宮は宇治に、外宮は山田に鎮座しています。私の生れは山田地域で外宮は実家からも近く、小さい頃はよく遊びに出掛けていました。敷地内の勾玉池(まがたまいけ)はデートコースの定番でした。
今は伊勢神宮、特に内宮が人気を博していますが、本来はまず外宮に立ち寄り伊勢路入りのご挨拶を行い、その上で内宮まで足を延ばすのが古来からの慣わしです。午前・午後と一日かけてゆっくり参拝されるだけの価値は十分あると思います。