2013年5月27日月曜日

三軒茶屋の消えゆく街を散策

さて、今日は飲んべえ仲間「チーム新橋」の出動です。先月来、延期になっていた三軒茶屋の古き良き街並みをふらつきます。・・・ところが先日の「アド街っく天国」でこの三軒茶屋を放送してしまったんですよねぇ〜。きっと混み合っているんだろうなぁ〜。

集合場所の文教堂書店に10分程前に余裕で到着。さ〜てと何読んで時間潰すかな〜と店内をぶらつくと、みんな考えることは同じですね。一人また一人とメンバーに出くわし、結局すぐさま全員集合でイザ出陣です。

噂の三角地帯はどこかな〜と辺りを適当に散策すると、おやおやそれらしき一帯がありましたよ。路地の角に見付けたのは、見るからに美味しそうな長崎チャンポンのお店。角の立地なので、くの字のカウンターだけのとても狭くて年期の入ったお店です。

食べたい!・・・と全員が感じながら、でもいきなりラーメンはないだろうという理性が働きここは最後の〆に回すことに。更に徘徊いや散策すると、はい、ありました。古〜い木造の小さなお店。・・・ん?食堂か?
いやいや立派な飲み屋さんです。よしっ!と、長年(?)の勘に任せて「こんちわーっ!」と元気よく入店。味のある老夫婦が二人で切り盛りしてます。う〜ん、いい感じ。怖がらせてはいけないと、努めてにこやかに振る舞います。今のところ他に客はなし。小上がりに通されると広々と使っていいとの優しいご配慮。せっかくだからと「お客さん来たらテーブルまた戻すからねぇ〜。」とお言葉に甘えます。

・・・とまぁ、こんな具合で始まりましたから、その後の酒盛りはイヤでも盛り上がります。焼鳥のひざ軟骨にメンチコロッケ、鹿肉のハンバーグ等々、なかなか料理も多彩で美味しい。日頃のおバカ話を大いに展開しながら各々好き勝手に好みの酒を注文しまくります。
・・・2時間ほど居座りましたかねぇ〜。たらふく食べて飲んで、〆て一人3000円ほど。「味好亭」さん、お世話になりました。

さて、次は歌です。
・・・が、その前にもう少し小腹を満たせようと、たまたま目に入った広島焼きのお店「福一」に。豚たま2枚と焼そば1人前を注文し、4人で仲良く分け合いここは早々に退散。

前回カラオケボックスに入って失敗(ただ歌うだけで街の文化を感じ取ることを忘れた。)したので、今回はまた昭和の香りがぷんぷんする味のあるスナックへ。ここはたまたまメンバーの一人が「来たことある」店なので、安心して入店。ご覧のようなご年配のママさんが一人切り盛りしています。私がブログに載せるからと遠慮してカウンターだけを撮影すると、「何で私を写さないのよぉ〜っ!」と有り難い催促を頂いた次第で・・・。
さて、ではメンバーのボトルを・・・とお願いするも、これがいくら探しても見つからず。じゃあいいやということで、ニューボトルをキープ。妙に憎めないこのチャーミングなしゃがれ声のママさん相手にお酒もぐんぐん進み、歌に会話に時を忘れて三軒茶屋の三角地帯も〆の時間が近づいてきました。じゃ、お勘定ね!
そもそも一人3000円と聞いて入店しましたが、まぁ、沢山歌って飲みましたからね。一人4500円をスカッと支払い、スナック「ニューマリーナ」を後にしました。まぁ、このいい加減さがまた味があるというか・・・。

時計を見るともう23時。
よしっ、それじゃ〆の長崎チャンポンを食べて帰るかっ!
・・・と先程の場所に戻ると、何と本日の営業は終了。ありゃ〜っ。でもまぁ、腹は空いてないし帰るかぁ?との問い掛けにメンバー何だか物足りなさそう・・・。そんじゃしょーがないと、讃岐うどんの「楽釜製麺所」で本日のチーム新橋は終了です。

学生街のイメージが強かった三軒茶屋でしたが、まだまだサラリーマンのオジサン達が闊歩している昭和の街でした。近いうちに再開発が予定されているとのことですが、この「匂い」を何とか残して貰いたいものだと願っています。(*´ω`*)

2013年5月22日水曜日

何ごとも自分次第ということですかね。( ̄0 ̄)/

知り合いがfacebookで次のような文言をシェアしていました。どこのどなたが書かれたのか存じませんが、なかなか身に凍みる言葉の数々・・・。
身を研ぎ澄まされる思いです。m(__)m


〜投げかけたものが返ってくるよ。〜

     恨めば恨まれる
     憎めば憎まれる
   悪く言えば悪く言われる
     奪えば奪われる
     疑えば疑われる
     愛せば愛される
     許せば許される
     喜べば喜ばれる
    与えれば与えられる
   感謝すれば感謝される

・・・しかも倍になってね。(^o^)v


なかなか難しいことですけどね。努力は致しましょうや。(*´ω`*)

写真は東京ベイエリア、豊洲です。たまには視野一杯に広がる景色を眺めるのも良いものです。心が少しは大きくなった気がします。

2013年5月20日月曜日

私の酒の後の定番レシピ

手軽でそこそこ美味しければ…。

最近、酒を飲んだあと何か小腹に入れたくてしょうがないんですよねぇ〜 。肉うどんとか、塩ラーメンとか、たまにタンメンとか〆に食べに寄ったりしますが、ちょっと量が多いのと脂肪分がねぇ〜。( ´△`)

今晩は、深夜営業のスーパー丸正で乾麺3束150円のうどんを買ってきました。材料はこれに卵とトマトを用意するだけ。乾麺には塩味がついているので調味料は不要。3分ほど茹で、賽の目に切っておいたトマト2分の1を投入。更に2分ほど茹でた段階で、溶いた卵を周辺から円を描くように箸をつたってふんわりと浮かせます。すぐに火を止め30秒ほど蒸らせば出来上がり。

程よく塩気の味がつき、乾麺ならではのとろみも出ています。丼に盛り、仕上げに伊勢で買った青さ海苔を散らせば完成です。原材料費は〆て120~130円ほどですかね。何とも安上がりな私の〆の食事でした。d(⌒ー⌒)!

2013年5月18日土曜日

もうスクラップ&ビルドは卒業ですね。

ここのところ、にわかに酒を飲む機会が増えてきました。今まで結構静かにやっていたんですけどね〜。大学時代のバカバカ仲間、社会人になって最初の会社関係の人等々、どう言うわけか久方ぶりの連絡が続きます。まぁ、こちらはいつでも暇ですからね。一も二もなく快諾です。ヽ( ̄▽ ̄)ノ

という訳で、来週は胃腸を酷使することになりそうなので、この週末は身体をゆっくり休ませたいと思います。

さて、今日は午後から不動産学会の総会に出席してきました。学会の名のごとし、主たるメンバーは学者です。一般的に○○協会というのは業界の集まり。つまり企業の権益団体で、大体は事務局に関連行政の役人OBが就きます。まっ、護送船団の象徴的団体と言ったところです。自然、目先の利益を求める企業の目は輝きを帯び、自ずと会は盛況となります。かたや○○学会というのは、かなり先の姿形を論じるのが目的ですから、目先の収益を求める企業の目は些か冷ややかです。まぁ、会費も安いことだし名前だけでも登録しておいて、イザ美味しい話が出てきたら出陣しようか・・・という企業が殆どです。

・・・とまぁこんな具合ですから、今日の総会は議決権委任状での出席者は結構な数になりましたが、実際総会に出席した会員はまぁ見渡せる程です。私は今回初めての参加となりました。たまたま学生時代の恩師に勧められて入会したのですが、なかなか内容の濃い総会でしたよ。特に総会後に開催されたシンポジウムが充実してましたね。これからの建物(マンション、戸建住宅など)の在り方を示唆された議論が展開されたのですが、議論の一つに住宅市場において新築需要は縮小化し、中古市場が活況を呈していくというものがありました。そうなると、将来の売却を見越して住宅を購入(或いは建築)することがとても大事になります。その場合、いざ売却する際に個性的な建物は低い評価となり、より標準的な建物は評価の低下が抑えられるという議論がありましたが、まぁ意見の別れるところだと思います。ただ、自動車の場合に当てはめてみればなるほど納得のいくところではあります。自分仕様に仕立てた車は、次に買う人からすれば無用の長物としか映りませんからね。余程趣味
が合えば別ですが・・・。

とまぁ、今日は久し振りに眠ボケた頭が活性化されたような心地よい気持ちです。写真は皇居(旧江戸城)ですが、これも立派な中古住宅ですね。まぁ個性の塊のような建築物ではありますが、ご覧の石積による強固な土台に支えられて、何百年もの歳月を経た今も立派にその価値を維持しています。

これからの日本建築は、より長〜く、より多くの人に住んで頂けるものを目指したいものです。d(⌒ー⌒)!

2013年5月16日木曜日

金融円滑化法の適用延長かぁ〜。

今日は午前中に「外勤」が終わったので、午後は飯田橋の東京しごとセンターに行ってきました。ほぼ3年振りですかねぇ〜。

札幌から東京に戻り、さてこの先何をすればいいのか、いや何をやりたいんだろうか自分は・・・と、自問自答を繰り返していた時に門を叩いた場所です。当時の担当アドバイザー「S」さんは本当に親身に相談に乗ってくれました。人材市場の中に飛び込む上での心構えやルール、割り切り・・・等々、色々教えて頂きました。
そのSさんに今日は幸運にも再会できました。現在はアドバイザーを上がり管理職に就かれているとのこと。談話コーナーに移動し、当時のやり取りを互いに思い出しながら会話も弾みます。そしていよいよ本題。私の中で思いが高まりつつある「これからの仕事について」です。これまで経験させて貰った色々なこと、そして資格取得に打ち込んだ時期、 更に現在の検針業務。どれも私の骨肉となり、それで現在があるのだという気持ちを新たにしています。これらを無駄にすることなく、社会の役に立てる仕事をしたい。・・・というような思いの丈を存分語らせて頂きました。
例えば中小企業金融円滑化法により救済された企業がある中で、多くの企業は根本的な改善策が打ち出せず最終判断をも下せないで苦しんでいる経営者が沢山います。そういう場面で何らかの役割を果たせられないか?・・・とかね。

これからまた定期的にご指導を頂きながら、今後の進路を定めていきたいと思います。現在の検針業務は私を大きく成長させてくれています。感謝の気持ちを忘れず、そしていずれ立派に飛び立てるように、毎日完全燃焼で最善を尽くしていきたいと思います。

写真は仕事場の近く、トリトンスクエアです。ここでたまに昼食をとり、食後のひと時を過ごします。隅田川の静かな凪がとても優しく感じます。

2013年5月15日水曜日

生活感を感じる街

今日も暑かったですね〜。( ´∀`)
それにしても最近の天候は極端ですね。つい先日までは雪が降ったりしてたのが、いきなり7月上旬の気温ですもんね。身体がついていけません。ヘ(≧▽≦ヘ)

さて、今日の仕事場は中央区佃町です。佃町の由来はいつぞやご紹介しましたので割愛しますが、いやぁ〜、古い木造住宅(長屋)が密集していて下町情緒漂う愛着の湧く街です。年齢層もかなり高いですね。路地の先々で出会う方々は殆んどがお年寄りです。でも元気ですよ。私もこの街に来たらすれ違う人に挨拶するのですが、みなさん必ず挨拶を返してくれます。・・・で、ご苦労さまって声もかけてくれる。汗だくでヨレヨレになった身体も、そんなやり取りで一気に元気を取り戻します。\(^o^)/

今日のお昼は、この界隈にあるレバーフライ専門の小さなお店「ひさご家阿部」でそれを2本テイクアウトし、程近いローソンで軽食を買って階上の飲食スペースでこれらを頂きました。レバーフライは1本140円で、串カツのように串に刺さっています。平たく伸ばしてあるので、見た目が大きくとても豪華で、食感もサクサクとても美味しいです。仕事のエリアには色々なお店があるので、毎回お店を変えて利用させて貰ってます。そこでまた会話が生まれますしね。(^-^)v
どこの誰それがどうしたとか、みなさん結構情報を持ってるんですよ。イザと言うとき、このご近所の繋がりがモノを言うんです。公助・共助・自助のうちの共助ですねっ!

帰る途中、隅田川を渡るとご覧のように遊覧船がスカイツリーを目指していました。中には大勢の外国からの観光客が乗船していました。今は全世界的に対円安ですからね。観光特需だと思います。

観光客のみなさん、どうぞ日本の善き文化・風習をトクと堪能していってください。o(^o^)o

2013年5月13日月曜日

久し振りの牛すじ煮込み

この土日は殆んど何をすることもなく、のんべんダラリと過ごしました。( ´∀`)ゞ

テレビを点けたらたまたま昭和の大横綱「大鵬」を偲ぶ特番をやってましたので、こりゃ丁度いいやということで食い入るように観てました。私は小さい頃から相撲が大好きで、丁度観始めは大鵬を筆頭に玉の海・北の富士の3横綱時代でした。小学校の時は休み時間になる度にクラスメイトと取組してましたね。近所で草野球をしてても、相撲の放送が始まるとさっさと解散して自宅観戦してた記憶があります。祖父が大の相撲ファンでしたから、その影響を受けたんでしょうね。(^_^)

さて、ふとしたことで息子に私の作る牛すじ煮込みが美味かったと言われたことを思い出し、よしっ、一つくらい家族サービスしてやろうかということで、久し振りに腕(という程ではありませんが・・・)を振るうことにしました。まずは近所の業務用食材を専門に扱う「ハナマサ麹町店」に買い出しです。ここは安いんですけどロットが大きいんですよね。目当ての牛すじもありましたが、1パック500〜600グラムくらいありましたかね。在庫がオージービーフ2パックしかなく、しかも880円もします。隣の厚切りステーキが600円で売ってるもんですから、尚更ためらいの気持ちが購買意欲の邪魔をします。・・・最近は飲食店でも牛すじ煮込みの人気が高く、国内産が品薄でかつ価格も高騰しています。昔からのファンとしては、何とも複雑な気持ちで今回も渋々オージーを購入です。(T_T)

片道徒歩20分ほどの買い出しなので、帰りに途中の公園でひと休み。可愛い花に囲まれ、さっき買ったチョコバニラ最中を開けると、早速腹減らしの土鳩が数羽寄ってきます。ただし顔はよそを向いて何食わぬ表情をキープしてます。どうして鳩は意地を張るんですかねぇ〜。
・・・あげたかったんですけどねぇー。餌やりは他の人の迷惑になりますから気の毒でしたが止めときました。m(__)m

今回は圧力鍋を使用。浄水をたっぷり入れて、水の状態で牛すじを投入。蓋を開けたまま強火で熱し、アクが出てきたら沸騰直前で火を消し煮汁を全て捨てます。そしてまた浄水を入れ沸騰直前で捨てる。これを3回も繰り返せば、綺麗な牛すじのスタンバイです。次に肉がギリギリ浸る程度に浄水を入れ、和風だしを加えて圧力鍋の始動です。圧力を「高」に設定し、強火で高圧状態5分、弱火で15分、火を消し余熱で15分。程好い固さ加減の牛すじに生まれ変わりました。別の鍋で赤味噌(今回は八丁味噌を使用)に日本酒・みりん・醤油と塩少々・砂糖は多目・・・を加え、ひと煮立ちさせておきます。牛すじを少々大きめの一口大に切り、それを先程の味噌ダレに漬け込み火にかけます。余った煮汁を加えながら味を整えます。最後に青ネギのキザミと生姜のスライスを加えて、更にひと煮立ちさせれば出来上がり。お好みで鷹の爪を加えると、ピリッとしてより味が引き締まります。

牛すじは、下ごしらえをキチンとすることで臭みや余分な油ぶんが落ち、 とてもヘルシーな料理に変身します。この関西風牛すじ煮込みをどうぞ一度チャレンジあれ!

2013年5月11日土曜日

絶好の休息地だね、ここは。

昨日は朝もハヨからよく働きました。一昨日に引き続き九段の辺り、千鳥ヶ淵沿いを額に汗かきながら広範囲に巡りました。陽射しもキツかったですしね。・・・実は以前から頭部の保水性がかなり減退してきており、汗が髪の毛を伝って気化することなくそのまま額に首にタラタラと流れ落ちるように・・・。よく坊主頭のお坊さんが小まめに頭を拭いているひとコマを見かけますが、最近よく気持ちがわかります。( ´∀`)

午前中に回るだけ回ってから靖国通り沿いの洋食屋で昼食を摂り、その後はドトールで珈琲タイム。この時間を使って株価や為替のチェックなどを行い、後半戦への鋭気を養います。その間、お店のカウンターの中の方からは、女性の「ま〜す言葉」が心地よく聞こえてきます。「ありがとうござい、ま〜す。」という感じで、時折男性の声も混じって「・・・ま〜す。」です。この「ま〜す」言葉、何だか不思議な言葉ですね。男性が発すると少々違和感を感じますが、とても優しく親しみを覚えます。言語学者の方からすると色々と異論が出そうですけどね。ちなみに英語だと、「サンキューベリマ〜ッチ!」って感じですかね。

午後の仕事も一区切りつき、小休息のため皇居のお堀を覗くとそこに何艘かの手漕ぎボートを見つけました。乗り場まで降りていくと、殆んど人けがなく、ここが本当に都心なのかと不思議に思える静寂な空気が漂っています。桜の時期には大勢の花見客で賑わったのでしょうが、今は誰にもその存在を知られることなく、ただ静かな時間が流れています。・・・う〜ん、ここはサラリーマンの昼寝場所に最適だなぁ。手漕ぎボートに身を任せてゆらゆらと揺れながら、横にでもなったらあっという間に眠りの世界に・・・。
30分500円だそうです。如何ですか?

2013年5月9日木曜日

今日は絶好の五月晴れ。\(^_^)/

今日はいい天気でしたねぇ〜。ようやく春らしいと言いますか、初夏をも感じさせる見事な五月晴れでした。\(^_^)/

今日の検針は九段の辺りをチラホラと・・・。毎度のことですが、靖国のトイレには大変お世話になっております。m(__)m

さて、今日から夏の作業服に衣替えです。身も心もスッキリと、拠点をチャリで出発。ギコギコと30分ほどかけて九段下に到着。長い上り坂は手押しで走破。ついこの間まで桜で満開だった皇居のお堀も今では深い緑一色です。夏の間に太陽と土からの養分をタンマリ溜め込んで、ひと冬寝かせばまた春には満開の桜を咲かせてくれます。この繰り返しなんですね。実にひたむきです。(*´ω`*)

話しは飛びますが、今、稲盛和夫さんが書いた「生き方」という本を読んでいます。今から10年ほど前に書かれた物なのですが、JAL再生を成し遂げたことから改めて脚光を浴びているとのことで私も今回初めて買ってみました。このような高尚な書物に対して論評出来るほどの才を持ち合わせていないので控えますが、最近読んだものの中で最も心に響いたことだけは確かです。久々にやる気が出てきたと言いますかね。キーワードは先の桜のごとく、「ひたむきに」「愚直に」というようなことですかね。

先日来、札幌に行ったり伊勢に帰ったり、また東京では旧友知人との酒を酌み交わしての議論などして、もうひと仕事するとしたら一体何が出来るだろうか・・・等々、色々と思いを巡らせています。自分自身の中にある些細な才能なり経験なりを活かすことができる仕事に熱く真剣に取り組んでみたい。人に喜んで貰えるような働きをしたい。・・・そんな思いを日に日に強くしています。勿論今の仕事は引き続き真剣に取り組みますよ。「発つ鳥、跡を濁さず。」の信条で、その先に志を向けて、頑張って、張り切ってやっていきたいと思います。

今日の東京駅はひときわ凛々しく目に写りました。(⌒‐⌒)

2013年5月3日金曜日

伊勢志摩ぶらり旅〜その3〜

いよいよ今日はぶらり旅の最終日。天照大御神を祀る内宮さんの参拝です。

朝、目が覚めると台所の方面からカタカタ・ドタバタと賑やかな生活音が聞こえてきます。既に母と姉の一日はスタートしているようです。
2階の寝室から木製の急階段を恐る恐る下り、2部屋の横断を経て台所に来ると姉は出勤準備もほぼ完了。化粧のノリもまずまずの様子。母は我々のために名物「てこね寿司」をせっせと作ってくれています。・・・ふと、30年も40年も昔の居心地を覚えます。私は寝ぼけ眼でマッサージチェアーに深々と身体を預け、その昔の「感触」をじーっと目を閉じて感じていました。程なく友人も2階から恐る恐る階段を下り、やってきました。

(解説※実家は昭和初期に建てられた完全木造和風住宅で、天井も低く階段は取り外し可能なハシゴにも似た急勾配の階段なのです。よく80歳にもなる老婆が毎日上り下り出来るものだと感心するほどタイトな構造なのです。部屋の独立性もなく、全てが引き戸で仕切られていますので、それらを取り外すと大きな一つの大部屋になります。勿論廊下なんてものは存在しません。昔は中庭や縁側もありましたが、今は遠い昔の思い出になっています。)

一足先に姉はご出勤。残る3人で手作りのてこね寿司を頂きます。友人も初めてのこの郷土料理を無心に口に運んでいます。づけ鰹と酢飯が塩梅良くこねられていて、質素ながら暖かく豊かさを感じる味わい深い逸品です。
朝食を終え、いざ出発。先祖の墓参りも済ませて外宮さんまで車での送迎です。未だ元気に運転する母の姿に安堵し、母とはここでお別れ。再開を約束し、我々は外宮→内宮循環バスでいよいよ内宮さんに向かいます。繁忙期になると外宮と内宮を最短距離で結ぶ御木本道路は、一般車両通行禁止となります。この循環バスが最も効率的な移動手段となるのです。
内宮に到着し、目の前の物産店に手荷物を預かって貰います。100円がかかるのですが、1000円以上の買い物をすると只にしてくれます。大鳥居をくぐるとそこからは神聖な空気が一帯を支配しています。一歩づつ砂利を踏みしめながら正宮に向かいます。友人の顔を覗くと、ようやくここに来られたかとの感慨深い想いを新たにしている様子。あぁ、良かった。私もまるで我が家に案内するかのように、御手洗場、清流五十鈴川の畔へと共に足を進めます。巨大な神宮杉が立ち並ぶ参道をしばらく進むと、ようやく正宮を拝む石段に到着です。幸い参拝客の待ち行列も殆どなく、時間を掛けて心静かに参拝を済ませることが出来ました。「幸せに過ごすことが出来ますように・・・。」

その後はおかげ横丁をのんびりと散策です。赤福本店では一人前3個280円の赤福をほうじ茶と共に頂き、江戸時代から変わらぬ風情をしばし堪能。色々な食べ物屋も次々とオープンしています。往時の繁栄を想わせるような賑わいがここにはありました。出来れば他にも色々と食べ歩きをしたいところですが、今回のグルメツアーの〆はうなぎづくしと決めていますので、ここは散策だけで退散です。先程預けた荷物を引き取り、路線バスで近鉄五十鈴川駅まで移動。お土産用に近くのイオンで伊勢うどんとあおさ(磯海苔)を購入。物産店で売られているお土産用の伊勢うどんも美味しいとは思いますが、地元の人間としてはやはり普段食する生のうどんにこだわってしまいます。お勧めは山口製麺所か「横綱」銘柄の生うどん。1玉80円程度です。やっぱりスーパーが一番ですね。(^^)v

少々予定の時刻をオーバーし、普通列車に乗車。うなぎづくしの「川うめ」を目指します。うなぎのフルコースを食べさせてくれる店は、今ではここ以外見当たりません。全国どこでもいいので、どなたかご存知の方がいらっしゃれば是非教えて頂きたいです。
予め電話しておいたので、スムーズに部屋に案内して頂きました。ここは全室個室なのです。余分な料理(失礼!)を除いたうなぎのフルコース「梅膳」を注文。3500円で最もコストパフォーマンスが高いお勧めメニューです。年配の仲居さん(もしかして女将さん?)がいぶし銀な語り口で料理の出し入れをしてくれます。お酒も進み追加で日本酒の熱燗を注文すると、「本当は書きたくないんやけどなぁ・・・。」と言いながら、伝票に熱燗2本と記入。こういうやりとりが何ともほのぼのと暖かい。ご存知だと思いますが、うなぎのかば焼きは焼き方が関東と関西で違います。関東は蒸して余分な脂分を落としてそれから焼き上げるのに対して、関西では蒸さずにそのまま焼き上げます。自然、出来あがりは関東風がふわふわで、関西風がしっかりとなります。かば焼き1枚が箸で持ち上げられるかどうかの違いです。友人も初めての食感で驚いた様子でしたが、また新しい発見だと喜んで箸を進めていました。

伊勢志摩ぶらり旅もいよいよ終盤。予定の近鉄特急に乗り込み、旅の疲れと充実感を体一杯に感じながら名古屋までの1時間半。ぐっすりと眠りこけました。
・・・しかし、まだグルメ旅は終了していません。最後は名古屋名物きしめんです。ぷらっとこだまの発車時刻は19:00。1時間以上の時間があります。重い胃袋を引っ提げ、駅構内の「駅釜きしめん」の暖簾をくぐります。かけきしめんの醤油と塩各600円、それに天むすを2個220円を付けます。
・・・「あー、食ったぁー。」・・・

これにて2泊3日の伊勢志摩ぶらり旅も全行程を終え、どこの旅行会社にもマネの出来ない手作りのツアーが閉幕です。家族との変わらぬ絆、そして友人との固い友情を再確認出来た旅となりました。私を育ててくれた故郷は、これからも益々元気でいてほしいと思います。長くなりましたがこれにて。

家族と友人の双方に感謝したいと思います。(*^ー^)ノ

伊勢志摩ぶらり旅〜その2〜

ぶらり旅、二日目は賢島でのリゾートゴルフです。優雅にツーサムでラウンドしました。場所は近鉄賢島カンツリークラブ、PGA全米女子ツアーの一つ、ミズノクラシックが開催される名門ゴルフ場です。

宿での朝食も程々に、朝の清々しい空気の中をレンタカーで駆け抜けます。パールロードから眺める島々は、碧々としていて実に美しい。夕べの海の幸を余すことなく吸収した身体は、2kgオーバーのイエローカード。いつもは下り気味の大腸さんが昨夜から勤勉なのです。栄養素をどんどん吸収して血肉を築いています。

そしてゴルフ場には余裕で到着。ドライビングレンジでの最終調整も終了し、パター練習も入念に行います。よしっ、今日はイケる!スタート地点手前にある石碑越しに記念撮影。しかしこの石碑、何て書いてあるのかがわからない。作者も・・・ん?聖子?
・・・まっいいや。
前半を52で折り返し、昼食に白ワインを頂き心機一転、快調に後半戦へ。前半もそうでしたが、どういう原因なのか毎ホール渋滞ばかりで待ち状態の連続。ペースを掴めず結局後半48のトータル100。またしても100点満点。どうしてあと1つが取れないんだろう・・・。( ´△`)

レンタカーを近鉄宇治山田駅で返却。今晩の宿は私の実家です。(^o^ゞ
母には泊まるだけだと言ってあるので、姉を誘って今晩は市内のB級グルメをハシゴです。姉の送迎で荷物を一旦実家に預けようと立ち寄ると、何と待ち構えていた母親は我々と一緒に行く気満々。齢80になっても益々元気満々で、飲むこと食べること大好き人間。その気迫に圧倒されやむ無く(?)4人で夜のグルメツアー開始。当てにしていた大衆酒場の「一月屋」が定休日とのことで、一軒繰り上げて焼肉屋「安兵衛」に突入。ここはタレが赤味噌ベースの味噌ダレで、これがお肉に合うのなんのって、肉厚のホルモンとの相性はおしどり夫婦なんて比じゃない。絶妙の塩梅です。カルビ・ハツ・かしわ・タンなどペロリと平らげ、次の目的地へ。腹減らしのためにカラオケスナックにでもと、どこかイイトコないのかと母親に詰め寄り、何とか秘蔵の隠れ家をゲット。不況の煽りで貸し切り状態。散々歌って飲んで、一同身も心も満たされました。もはや友人もすっかり家族の一員です。店を出て、千鳥足を引きずりながら一歩進んで二歩下がる。ようやく本日〆の餃子専門店「美鈴」に到着。カウンターのみの席で、目の前では若い衆が一心不乱に餃子を作り上げてます。
この職人気質の厨房全体の雰囲気がとても感じいい。餃子4人前と唐揚げ2人前を注文し、ビールをグビグビっと飲み干して出来上がりを待ちます。程なくして目の前にこの主役たちが登場。まずは焼きたての餃子をパクリと頬張ります。「アチチっ!」でもニンニクたっぷりで美味〜い。
美味い!熱い!を繰り返し、次に骨付きかしわの唐揚げです。カリカリに揚がった衣の香りが実に香ばしい。かしわの旨味が衣に充分染み込み、これまた美味い!熱い!の繰り返し。「あー、来て良かった。」
店員さんたちに「ご馳走さま〜。」と満面の笑顔を添えて、本日のグルメツアーはお開きに。

家に辿り着くや否や。今晩も用意された床に牛のごとく眠りにつきます。
私と友人が放つ眠りの轟音は、その後明け方まで鳴り止むことはなかったでしょうねぇ〜。m(__)m

2013年5月2日木曜日

伊勢志摩ぶらり旅〜その1〜

ゴールデンウィークの狭間、4月30日〜5月2日の二泊三日で行ってきました。オッサン二人旅です。(^_^;)

事の発端は、30年来の付き合いになる友人が発した「俺、伊勢神宮にまだ行ったことないんだよなぁ〜。」の一言からでした。地元をこよなく愛する私としては、聞いてしまった以上は放っておけません。よっしゃ、そんじゃ一丁計画するかっ!・・・ということで、早速プランニングに取り掛かり、参拝とグルメをテーマにバッチリの工程表を作り上げました。EXELシートにビッチリと予定を詰め込み、いざ出発です。

名古屋まではぷらっとこだまで節約移動。但し+1000円でグリーン車を利用し優雅な旅を演出です。発車早々、東京駅で買っておいた押し寿司弁当(鯛・コハダ・鯖)を悠々と頬張りながら、これからの旅の話に花を咲かせます。 3時間弱で名古屋に到着。今度は近鉄特急です。普段なら一気に伊勢市まで移動するところですが、ここはひとつ旅の情緒を香りづけ。松阪でJR参宮線のローカル列車に乗り換え、伊勢市駅までの〜んびりと単線の各駅停車です。一時は廃線の危機にも瀕したローカル線、さすがに駅の殆どは無人駅。電化もされずディーゼル機関車1両編成が轟音を立てて疾走です。私の実家のすぐ横を通り過ぎ、程なく伊勢市駅に到着です。

ちょうど昼時でもあり、近くの老舗うどん店「山口屋」の暖簾をくぐり、参宮のご挨拶代わりに伊勢うどんを食します。あー懐かしい〜。田舎あられも追加しお茶漬けにして頂きました。(´ 3`)
ふーっと一息つき、店を出て200メートル程の参道を歩くと、もうそこは豊受大御神を祀る外宮さんです。この度落成したガイド施設「せんぐう館」にて、伊勢神宮にまつわる知識のあらましを学びます。その後、厳かに参拝を。友人は、どこで覚えたのか柏手のサイレント版で望みます。・・・なんか慣れない手つき・・・。まぁ、人それぞれのスタイルで善しとしましょう。全ては心ですから。

その日はその後レンタカーを借りて宿泊先まで移動です。途中二見ヶ浦にて赤福氷(宇治金時の赤福もち版。こし餡と餅が程好く締まってとても美味しい。)を平らげ、その足で夫婦岩(めおといわ)と興玉神社(蛙の神様?)を参拝です。沢山の絵馬には、「○○さんといつまでも楽しい時間を過ごせますように!」との新妻?のいじらしい文字が・・・。遥か昔にも聞いたことのないような文言にニガイ笑みを浮かべ、さっさとここを後にします。
今晩の宿は「料理旅館たまや」です。志摩市国崎町にある海の幸をふんだんに提供してくれる美食宿です。到着早々部屋に案内されると、何と8畳一間の真ん中に、何ということでしょう。布団が2枚ピッタリとくっついて敷かれています。えっ、もう!?・・・というより、おいおい男二人だよ〜。
女将との何とも言えぬ間合いを取りながら、布団と布団の間にテーブルを噛ませて何とかプライバシーを確保。逃げるように階下の小さな共同風呂に駆け込み、一日の汗を流します。真っ赤に湯焼けした体をヨレヨレの浴衣で包み込み、いよいよ待ちに待った夕食の宴です。
別室の襖を開けるとそこには立派な鯛の活造り。船盛一艘がどーんと我々を待ち構えています。鯛の周辺にはサザエやイカ、アワビに伊勢エビ、大アサリ等々。数え上げたらキリがありません。それぞれ一匹まるごと料理人の腕捌きを受けています。ひゃーっ、こんなに食べれんのかぁ〜っ?

・・・完食です。

〆には詰めに詰め込んだ胃袋に、更にウニご飯を詰め込みます。別腹の発動です。
さすがにもはや身動きも取れず、企んでいたご近所へのカラオケ遠征は断念。部屋に戻ってすぐさま牛になりました。酔いも回ってそのまま朝まで・・・スーッ、スーッ・・・と起きることはありませんでした。いや、実際は互いの大いびきで、時折互いに目を覚ましながらの一夜でした。Ψ( ̄∇ ̄)Ψ


長くなりましたので、ここいらで第一部の幕と致します。m(__)m