2018年10月19日金曜日

山間の古民家をお手軽に♪~

毎週1回は何処かの街並みや建築物、再開発などを視て回るように計画しています。
今回は川崎市多摩区にあります日本民家園に足を運んでみました。川崎生田緑地の入口に位置しています。この日はそもそも川崎市川崎区の再開発状況を体感しようと、首都高速を飛ばして大師ICで下車し、羽田空港とのアクセスなどをチェックする予定でした。・・・大師ICでの下車、最悪ですな。一般道への接続、無理があり過ぎです。ETCゲートを抜けてから目と鼻の先にある一般道に出るまでに15分かかりました。ここはひとつ前の羽田ICで降りて、一般道で多摩川を渡るのが正解ですね!!きっと。

以前は殺風景だった臨海エリアも、このところの再開発ですっかり様子は変わりました。高層マンションや大型ショッピングモールが建設され、居住人口も着実に増加傾向にあります。些か開発先行の感はありますが、災害対策を怠ることなく、着実に発展していくことを期待しています。
このエリア一帯をサラーっと流した後は、隣町にある社有アパートをチラッと簡単に点検し、さぁいざ生田緑地に向かいます。
ここの建物は全てそれぞれ元の居住地から移築されたものですが、どれも見事に再現されています。自然の山間に如何にも自然発生的に古民家が建っている。しかも建物の中では当時の暮らしぶりを地元のボランティアの方々が正にそこで生活しているように「暮らしてる。」囲炉裏では本物の薪を燃やし、その側では老婆(あっ、失礼!!)が機を織っていますからね。本物の機織り機で。「生きた村」が再現されています。

玄関を入ると奥まで土間が続き、囲炉裏を囲んだ食卓や作業場は広々とした板の間。いくつもの部屋が襖一枚で仕切られていて、最上位の部屋だけが畳敷です。NHK大河ドラマの西郷どんの実家さながらです。
改めて畳の有難さを実感するような佇まいでした。動力源には水車を使うなど、う~む、昔の暮らしは実に質素であり、エコであります。自然のエネルギーを最大限に生かした空調計画をパッシブデザインなどと言っていますが、古民家はまさにそれを体現していますね。改めて感心しました。

オール電化も悪くはありませんが、昨今の頻発する災害を考えると、電気がなくても最低限の暮らしを維持できる装置としての建築は、これから益々必要とされますね。

2018年10月14日日曜日

姉たちに感謝~ありがとう!!~

奈良の春日大社や東大寺に程近い所に、社有の小さな土地があります。
東京からは遠く離れているため、この度売却することとなり賃貸先からの更地返却を受けに行ってきました。
・・・で、せっかくなのでその前に名古屋で途中下車し、駅前周辺の再開発をサラ~と視察です。右端に見えるのが、かの有名な「大名古屋ビルヂング」の一部です。熱負荷の低減効果が高い外壁部は、ラゾーナ川崎東芝ビルと似ています。
駅の表は東側。JRセントラルタワーズを中心にJPタワーなど大型複合ビルが左右(南北)を固め、人は雨に濡れることなく動線も緊密に連携し合っています。ちょっと規模が大き過ぎて「新橋」の参考にはなりそうにありませんが、良い目の保養になりました。蛇足ですが、円筒型のビルは建設コストがかさむんですよね~。さすが、名古屋人は羽振りが良いですな。(*´з`)ウラヤマシー

更に足を伸ばして、久し振りの帰省です。
今回は「実家と墓をどうするのか!?」という重~い課題を、家族で話し合う場となりました。会場は長姉のツテで三重県紀北町にある「ホテル季の座」を予約してもらい、美味しい料理に温泉、カラオケまで満喫し、その日は大満足で深~い眠りについたのでありました。
・・・むむむっ!!大事な話をするんだった!!
翌日、ドライブがてら尾鷲市まで足を伸ばし、そこで珈琲を飲みながら4人が向き合いました。私は長男に生まれながら高校卒業後はトットと実家を飛び出し、今後も実家には戻れそうにありません。7~8年程前に心の優しい次姉が福岡から実家に戻り、今も母親と生活を共にしてくれています。隣町には長姉も住んで居て、よく顔を出してくれています。お陰さまで齢86になる母親もまだまだ元気です。

話し合いはとても良い方向でまとまり、実家は次姉が引き継いでくれることになりました。墓は遠い将来、私が東京で引き継ぐことにしました。
長い間、私の中で自問自答を繰り返していた懸案に、ようやく道筋が見えました。これひとえに家族の絆のお陰だと、心から感謝しています。
これからの私の努めも明確になりました。ねぇちゃん、ちーやん、これからもよろしくね!!