毎週1回は何処かの街並みや建築物、再開発などを視て回るように計画しています。
今回は川崎市多摩区にあります日本民家園に足を運んでみました。川崎生田緑地の入口に位置しています。この日はそもそも川崎市川崎区の再開発状況を体感しようと、首都高速を飛ばして大師ICで下車し、羽田空港とのアクセスなどをチェックする予定でした。・・・大師ICでの下車、最悪ですな。一般道への接続、無理があり過ぎです。ETCゲートを抜けてから目と鼻の先にある一般道に出るまでに15分かかりました。ここはひとつ前の羽田ICで降りて、一般道で多摩川を渡るのが正解ですね!!きっと。
以前は殺風景だった臨海エリアも、このところの再開発ですっかり様子は変わりました。高層マンションや大型ショッピングモールが建設され、居住人口も着実に増加傾向にあります。些か開発先行の感はありますが、災害対策を怠ることなく、着実に発展していくことを期待しています。
このエリア一帯をサラーっと流した後は、隣町にある社有アパートをチラッと簡単に点検し、さぁいざ生田緑地に向かいます。
ここの建物は全てそれぞれ元の居住地から移築されたものですが、どれも見事に再現されています。自然の山間に如何にも自然発生的に古民家が建っている。しかも建物の中では当時の暮らしぶりを地元のボランティアの方々が正にそこで生活しているように「暮らしてる。」囲炉裏では本物の薪を燃やし、その側では老婆(あっ、失礼!!)が機を織っていますからね。本物の機織り機で。「生きた村」が再現されています。
玄関を入ると奥まで土間が続き、囲炉裏を囲んだ食卓や作業場は広々とした板の間。いくつもの部屋が襖一枚で仕切られていて、最上位の部屋だけが畳敷です。NHK大河ドラマの西郷どんの実家さながらです。
改めて畳の有難さを実感するような佇まいでした。動力源には水車を使うなど、う~む、昔の暮らしは実に質素であり、エコであります。自然のエネルギーを最大限に生かした空調計画をパッシブデザインなどと言っていますが、古民家はまさにそれを体現していますね。改めて感心しました。
オール電化も悪くはありませんが、昨今の頻発する災害を考えると、電気がなくても最低限の暮らしを維持できる装置としての建築は、これから益々必要とされますね。
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