2011年11月13日日曜日

祇園の街を散策。京料理と清水の舞台。

京都は小学校の修学旅行で行ったのと、札幌時代に3度ばかり地域活動の用事で行きましたが、散策などろくにしませんでしたので、実質初めてのようなものです。今回は余り時間が無かったので、祇園辺りに絞って散策しました。

せっかくなのでJR京都駅前から徒歩にて祇園を目指しました。しばらく普通の都市の街並みが続きましたが、20分ほど歩くと鴨川まで辿り着きました。川幅が広く上流から下流まで見渡すことが出来、実に悠然とした雰囲気を放っています。夕陽が似合いそうです。2匹のサギがそれぞれ対岸でエサをついばんでいます。何とものどかな光景です。橋を渡り鴨川沿いにしばらく北上するといよいよ祇園の一帯に差し掛かります。最初に目に入ったのは「豊国神社(ほうこくじんじゃ)」です。豊臣秀吉が祀られていると記されています。手を清め本殿の前に向かいます。はぁ〜、ここに大阪の父(?)・秀吉が祀られているのかぁ。しばし感慨に耽りながら深々と拝礼を済ませます。
豊国神社を後にし更に足を進めます。間もなく祇園の街並みが見えてきました。狭い石畳の道路の両側に風流なお店が軒を連ねています。時刻はちょうど11時半を過ぎたところ。予め決めておいた京料理の店「豆寅」に入りました。ここの料理は可愛い小さなお皿に季節の食材を活かした小料理が色々と小分けされて出されます。見た目にもとても美しいです。
これは間違いなく女性好みの店ですね。味も申し分なく大変美味しいです。

その後も季節の逸品(今日はふろふき大根の柚子味噌添え)やデザートに抹茶風味のわらび餅が出ましたが、やはり極めつけはこの豆鮨(手鞠鮨?)でしょう。写真ではうまく表現出来ていませんが、季節の食材を握った可愛い鮨が木箱に整然と盛り付けられていてとても綺麗です。まるで芸術品のようです。ほんのりと酢が効いており、それぞれ具材とシャリが程良く〆られ口の中に旨みがジワーッと広がります。
最高に美味しいです。今や世界中から癒しを求めて人々が集まって来るこの街。その理由がよく理解出来ました。
味覚・視覚・聴覚などが優しく刺激され、男の私でもコロッと心を奪われてしまいます。

食後、散策の途中に有名なあぶらとり紙のお店があり奥に足を踏み入れてみました。するとご覧の和風庭園がさり気なく広がっていました。この辺りのお店は自前の庭園を有している所が多いようです。いやぁ~、何と贅沢なことか。

祇園界隈を散策しながら二年坂・三年坂を上り下りし、途中五重塔(八坂の塔)や高台院(秀吉の正室ねねの菩提寺)を拝観し、いよいよ目当ての清水寺に。ここの高台に立つと、正に清水の舞台から飛び降りる気分になります。というより飛び降りるくらいなら何だって出来るという勇気が湧いてくるようです。
この機会に自分を見つめ直してみるか・・・。そんな思いが自然と湧き出てきます。

思いを新たにしたところで、ここ清水の舞台を後にしました。


京都は実に不思議な街でした。普段の生活から解き放たれ、とても素直な気持ちにさせてくれるのです。これまで自分自身でも気付かなかった自分を発見することが出来るのです。それはこの街の長い歴史のせいなのか、或いは街並み・料理のせいなのか。はたまた人間営みの原点がここに集まっているからなのか・・・。
人と向き合うことの素晴らしさ。京都はそれを実感させてくれる素晴らしい街でした。

0 件のコメント:

コメントを投稿