天気の良い週末に、とある大学のキャンパスにて学園祭が開催されていました。模擬店の様子を写真に収めましたが、皆さんさすが商学部生だけあって売り方にも工夫を凝らして、早くも商売人の卵と化しています。半ば強引な客引き行為のようなことも見受けられますが、まぁ皆さん身内の祭りですのでワイワイやっていて楽しそうです。
この様子を校舎の2階バルコニーからしばらく眺めていたのですが、こんなに楽しそうに商売している学生達も、就活の季節には一体どのようになるんだろう?と非常に寂しい感情が込み上げてきます。文部科学省の調査結果では本年度4年制大学卒業者の就職割合は61%程度(計算上の一例)との結果も出ているというから大変な状況にあります。更には最難関試験を勝ち抜いてきた弁護士や公認会計士でさえも、大勢が就職難民と化しているとか。
解決策などというものは簡単にはないのでしょうが、少なくとも自分自身のことは自分自身で解決しなければならない時代になったことは間違いないことですね。これまでは社会全体の仕組みとして就職の機会が「与えられ」てきた感がありますが、これからは自分で「取りに行く」、或いは働く場を「自分で作る」という感覚が必要なのですね。長期的に見れば学生個々人の意識が高まり人材の底上げが期待できる側面もあるかも知れませんが、非常にハードルの高い要求になりますよね。
我が子も正にこのような時代に社会デビューしていく訳ですが、親として出来ることは何なのか?まずは子供の思いをしっかり聞くことかも知れません。我々の時代とは色々なものが全く異なっているので、いくら親の価値観を述べたところで馬耳東風。ぐっとこらえてじっくり話を聞く・・・。残念ながらこんなことくらいしか浮かばない。
注意しなければいけないのは、このような統計数字はあくまで全体論であること。本人にとっては就職するかしないかの100%か0%しかないのですから、あくまで本人のやる気次第・・・っていうことになりますかね。
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