今日は、午後から国土交通省主催の環境不動産懇談会に「傍聴者」として出席してきました。
事前に登録申請しておけば誰でも出席することが出来ます。今回が第3回ですが、私は第1回に引き続き2回目の参加です。今後の不動産市況を考える上で非常に参考になると思い参加しています。
場所は経済産業省内の会議室。各省庁共用の会議室ということです。効率的でいいですね!
この懇談会のテーマは、主にオフィスビルの環境対応をどのように普及させていくか?というものです。昨今の省資源・省エネルギーへの対応や緑化・CO2削減など環境配慮型のオフィスビルに如何に生まれ変わらせていくか。懇談会の検討メンバーも多彩で、国土交通省・経済産業省等の官庁、三菱地所等のデベロッパー、三井住友銀行等の金融機関、不動産業界、投資顧問など。
聴講していて面白かったのは、検討メンバーの大半がいわゆる省庁や大手企業などの「強者」の立場の方々。自然と議論は東京丸の内の大規模開発や超高層ビル等の大きな話に傾きがちなのですが、唯一、ひとりだけ中小規模のビルオーナー協会のオジサンが声を張り上げて頑張っているのです。「弱者」の代表です。二言目には「それは大手に限った話。中小事業者には当てはまらない!」と言ったような反論を繰り広げるのが面白い。
ちょっと極端な場面だけ紹介しましたが、感心したのはこのようなオジサンの意見に皆さん真剣に耳を傾け、省庁の担当者も一生懸命メモを取ったりして意見を吸い上げようと努力していること。ひと昔前は官尊民卑という言葉も流行ったように、総論として官庁は民間に対して非常に強かった。しかし今は違います。勿論総論としてですが・・・。今日の懇談会は、同じ目線で同じ目標に向かって正に官民協働という言葉がピッタリな場面でした。
今日の実感・・・、「言ってみるもんだなぁ~。」
人には人を動かすパワーがあるんだとシミジミ感心しました。良い懇談会でした。
※この懇談会は公開されているので、写真も掲載させて頂きました。ご承知おきください。
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