2012年1月1日日曜日

新年明けましておめでとうございます。

今年初めてのブログになります。本年もよろしくお願い致します。
私は毎年年賀状に一字の毛筆を添えて、一部の知人に一年の抱負をお伝えしています。
今年の一字は「緒」にしました。この字には色々な意味がありますが、私は特に「強い繋がり」という意味や、「初めてのもの」という意味の「緒(お)、緒(ちょ)」に想いを込めました。「へその緒」を想い浮かべて頂ければその意味合いの強さはご理解頂けますか?初めての繋がりですからこれに勝るものはありません。

・・・ということで、本年最初のブログは私の生れ故郷のご紹介と私の原点を振り返りたいと思います。

実家の最寄り駅はJR参宮線の山田上口駅になります。これまで何度も廃止の瀬戸際に立たされましたが、伊勢神宮への貴重なアプローチのためか今のところ立派に存続しています。ただし本数は1~2時間に1本程度で、今や駅舎も無人となってしまいました。時代の流れを感じますねぇ~。

この駅の次の停車駅は伊勢市駅です。伊勢市駅はJR線と近鉄線の複合駅で敷地も広く、伊勢神宮(外宮・げくう)への玄関口に当たります。内宮(ないくう)には最寄駅と言える至近の駅はありません(※注釈)ので、参拝順序としてまず外宮、その後循環バスにて内宮に参拝するという理由もうなづけます。どうぞ皆さまも、伊勢神宮参拝の機会がありましたら、是非まずは外宮に参拝され、その後内宮を参拝されますことをお勧めします。
※注釈:近鉄五十鈴川駅がありますが更にバスでの移動が必要な距離があります。

ここは、私がまだ伊勢を本拠にしている頃に最も愛した宮川の風景です。喜び傷つき感傷的になった時には必ずと言っていい程ここに来てこの風景を眺めていました。実家のすぐそばの宮川橋を対岸に渡り、少し下流側から上流方面を眺める景色です。空・山・川・鉄橋等々が一枚のキャンバスに綺麗に納まり、しばらくジーッと眺めているだけで心が癒されます。これまでどれ程この景色に慰められたことか・・・。ここは私の心の故郷です。

ここの景色を眺めていたら、たまたま大きな白鳥が飛来してきました。颯爽と飛び立つ瞬間を捉えることが出来たので、新年早々とても縁起が良いことになりました。昨年は私にとって非常に充実した幸せな年でしたが、今年は更に大きく飛躍してより一層充実した一年になる気がします。この白鳥との出会いと同じく、人との出会いも実に突然で劇的なものがあります。その瞬間を如何に自分のものに出来るかは、これ全て自分自身の心掛けと避けることの出来ない相性ということになるでしょうか。大事にしていきたいと思います。

本数の少ないJR参宮線の1両編成の車両がやってきました。これも昔よく眺めた風景の一つです。ひょいと線路に乗っかることも出来るところにまで足を踏み入れることが出来ます。この鉄橋のすぐ隣に宮川橋という古~い橋が架かっていますが、老朽化が激しく近いうちに取り壊しになるという話を聞きました。実家からのアクセスに欠かせない橋でしたので、非常に残念です。そうなると私の心の故郷も遠い場所になってしまい、またどこか別の場所を探すことになるのかも知れません・・・。いや、たかがそんなことで故郷は替わるものではものではありませんね。

強い繋がりを表す「緒」、初めてを表す「緒」。この一字は一年と言わず一生私の胸の中に生き続けることと思います。

長くなりましたが、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

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