2012年1月20日金曜日

スズメのピーちゃんの話

今日はあいにくの天候で通勤ウォーキングは休ませて頂きました。
実は昨日も怠慢心が出て休もうかとも思ったのですが、どうしても昨日のうちに「相田みつを」に触れたくてね。
今朝は東京も時折雪になるほどの厳しい寒さとなりました。ご勘弁ください。m(_ _)m

・・・という訳で、今日はその昔我が家で保護していたスズメのお話を・・・。


みなさんご承知のことかも知れませんが、スズメは許可なく飼うことが禁止されています。もっとも野鳥全てに言えることですが・・・。

ある日我が家のバルコニーに生れて間もないスズメの雛が落ちていました。巣に戻そうと屋根のほうを色々探しましたが見つからず、止む無く室内に一時保護しました。かなり衰弱していたので急ぎエサを買いに行き流動食のようにして与えていたところ、幸運にも徐々に元気になってきたのでしばらく保護することにしました。写真は保護して一週間くらいのものだったかなぁ。とても可愛い顔になり、目もパッチリ、毛並みもふくよかになりました。早く自然界に戻してあげなければと籠に入れてベランダにしばらく置いたりもしましたが、親鳥らしきスズメは現れず、猫に襲われる恐れもあったので、もうしばらく保護することにしました。

いやぁ、楽しかったですねぇ~。車で旅行にも一緒に出掛けました。旅行先で籠の中から外に脱出してしまい、民家の屋根にしばらく留まっていましたが、「ピーちゃん」と何度か声を掛けたらサーっと帰って来ました。一同驚きの歓声です。その晩旅館に宿泊するのですが、夏の暑い時期でもあり、さすがに車の中に置き去りには出来ません。そこで旅館の入口で接客していたオジサンをつかまえ、「持ちこんでいいですか?」と相談するも、「いやぁ、難しいですねぇ~。」との回答。「じゃあどうしたらいいでしょうか?」って下駄を預けたら、「分からないように持ちこんで下さい。」ということになり、私の上着の内ポケットに入れて冷や冷やのチェックイン。ピーちゃんも心得たもので、部屋に入るまで一言も声を発せず無事関門を通過。
・・・いやぁ、懐かしい想い出です。

その後もしばらく家で保護していたのですが、身体も随分立派になり部屋中を飛び回っていた或る日、窓の隙間からサーっと外に飛び出して行き、その後その顔を見せてくれることはありませんでした。寂しい気持ちとカラスなどに襲われてはいないかと不安な気持ちと。でもこれで良かった。後は自然界に任せるしかないなと気持ちに区切りを付けました。

人間社会も本来はそうなんでしょうね。子供の巣立ちは親の願い。一日も早く社会に巣立って行って貰いたいと思います。

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