2011年10月19日水曜日

霞が関ビル35階から湾岸方面を望んだ感想

今日は「不動産市場の最新動向」というお題の講演会が霞が関ビル35階でありました。久し振りの講演会なのでわくわくしながら憧れの建物(建築家を目指した頃には(旧)霞が関ビルは日本最初の高層ビルとして注目の的でした。)に向かいました。35階の会場に入ると都心の東に位置する副都心(東京湾湾岸地区)が一望でき、しばらく展望を楽しんでいました。先日テレビで震災時の石巻市での津波の様子が放送されていましたが、防波堤を超えた津波は奇しくも緊急避難用を兼ねた道路から一直線に山側に流れ込み、到達速度を速めてしまったとの説明がありました。今こうして眼下から湾岸方面に目をやると、虎ノ門から銀座・汐留まで見事な幹線道路が真っすぐ伸びています。その先すぐには東京湾が広がっています。思わず首都直下型地震が起きた時のことを想像してしまいました。「もしかしてこの道路も津波の通り道になるのか?」「そうであれば絶対に車で移動したり歩いたりしてはダメだな。」「まずは頑丈で大きなビルに逃げ込むのがいいな。」と色々思い付きを並べてみましたが、私の目指す職業は思い付きではいけないんだなと背筋にピーンと緊張感が走りました。
今日の講演会では千葉方面で起きた液状化の状況についても説明がありましたが、狭い地域でも被害の度合いに大きな差がでたとのことです。地盤の強度を示す一つの尺度に「N値」という指標がありますが、簡単に言うとこのN値が10未満だと非常に軟弱な地盤であり、50以上が深さ5メートル以上続けば強固な地盤ということになります。地中深く穴を掘るイメージで、その深さごとにN値を求めていきます。今回被害の大きかった浦安地区ではこのN値が非常に小さかったとのことです。※最近では自治体の判断で管轄区域の土地のN値を公表しているところも多いようですので、一度自宅近辺の地盤を調べてみることをお勧めします。その上で震災時の対処方法を考えてみるのも悪くはないと思います。

会社に戻って外を眺めたら、珍しく夕焼け空で一面が真っ赤に染まっていました。(写真では余り表現されていませんが。)どことなく災害を想わせるような光景に、またしても緊張感が走ります。

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