玄関を入ると奥の方から「いらっしゃいませ。」の声。「一人ですけどいいですか?」と告げると中居さんが「どうぞこちらに。」と丁寧に広間の座敷に案内してくれました。時刻は13時過ぎ。客の入りは80%と言ったところか。思ったよりは空いていました。この店はブログなど口コミ情報を頼りに見つけたのですが、確かに地元の人らしい客が多いです。ただ、いつも満員で予約なしでは難しいとも書いてあったので、ん?もしかして大して美味しくないのか?と少々不安な心持ちに。
・・・が、この不安は後に完全に払拭されるのです。早速「せいろ蒸し」を注文。「上せいろ」もあるのですが、ご飯の間に更にうなぎが入るというだけなので予定通り普通のせいろ蒸しを。すると中居さんから「30分くらい時間を頂きますがよろしいですか?」との確認。私は折り込み済みでしたので快く承知。ビールを併せて注文し、ゆっくり待つことにしました。
するとご覧の品々がテーブルに並べられました。「せいろ」に黙って付いてくるのです。鰻の酢の物、たたき、骨せんべい、うざく、自家漬け沢庵。十分前座を堪能し、さぁいよいよ真打ち登場です。
熱々ホカホカの本場柳川のせいろ蒸しです。湯気で写真がボヤけていますが、正に蒸したて。口に頬張ると中でホフホフと転がさないと食べられません。熱いけど美味い!いやぁ〜、うなぎでこんなにも感動するのは久し振りだなぁ〜。肝吸いの肝も絶品です。まるでホアグラのよう。大満足の完食です。せいろ蒸し2,140円。素晴らしいです。これで初期の目的は達しましたので帰ろうかとも思いましたが、せっかくなので柳川の街並みを散策。中居さんにお勧めコースを教わり、約1時間の散策を楽しみました。写真はお堀沿いに民家が建っている様子。それぞれの住居から生活排水らしき水が排水溝から出ています。昔ならともかく、今は浄化槽を経由しての排水かとは思いますが、さすが水郷の町柳川だけあって風情はしっかり残されています。さぁ、後の予定は夜の天神を残すのみ。鯖の美味しい店で福岡に住む姉と二人で一杯やるだけです。今日は中々の強行軍。お陰で携帯電話の万歩計は16,000歩を越えました。沢山食べて沢山歩く。これ散策の妙味ですね。
これにて福岡散策の旅の報告は終了と致します。
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