2012年6月22日金曜日

私の中の原子力の想い出

これまで日本の高度成長を支えてきた原子力発電の在り方が今大きく見直されようとしていますね。
先の大戦で唯一の原爆被爆国となりながら、その後は平和利用として、化石燃料に代わる未来のエネルギーの担い手として我が国の発展を支えてきたのも原発であることは紛れもない事実。国家の岐路に立たされた今こそ、これからの在り方を考え直す良い機会にしなければなりません。

さて、私の中にも原子力に関する想い出があります。

高校時代ろくに勉強しなかった私は、いよいよ3年生の夏休みを過ぎた辺りから進学を真剣に考えるようになりました。元々家業の鉄工所でも継ごうかと安易に考えていたのですが、不況の煽りで方針転換を余儀なくされたのです。慌てて色々な大学の入試ランキング表なるものを取り寄せ、睨めっこの毎日です。理系希望でしたので、機械・土木・建築などを中心に探していましたが、或る日とてもお得感のある学科が目に留まりました。それは原子力学科でした。何故お得感があるかと言いますと、同じ大学でもこの学科だけが難易度ランクが際立って低いのです。先端技術の分野でしかも就職率が非常に高いと言われているにも関わらずです。
これは魅力的やなぁ〜!
と随分心が揺れましたが、最終的に原子力学科は一つも受験しませんでした。はっきりと覚えていませんが、被曝に対する恐怖があったのかも知れません。夢と不安が混在していたんでしょうね。

・・・あの時原子力学科に進学していたら、今頃は何をしていたかなぁ〜・・・

昨今、我が国の有権者の思考傾向として、善いか悪いかの○×判定に偏り過ぎているように思います。すぐにダメ出ししてしまうんですね。特に原子力発電は決して○×で判定できるほど単純なものではありませんので、理想論と悲観論を互いにぶつけ合いながら、現実論を見いだして行く努力こそが大切なんだと思います。

国民の資質は政治に表れ、政治の資質は国民に還ってきます。
今、政治家に最も求められているのは「我が国のため」であり、「我が党のため」ではありません。そんなちっぽけな野望など、資質の高い国民からはとうに見透かされているということを決してお忘れなく。(-.-)y-~

・・・その前に自分自身の資質を高めることが必要ですよね。努力します。(^^)ヾ

写真は四ッ谷駅のソーラーパネルです。官民挙げて自然エネルギーの活用が盛んに行われてきています。実に頼もしいことですね。

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