帰省ついでに昔よく通った喫茶店を訪ねました。喫茶店と言ってもお客のほぼ100%近くがスパゲッティを注文しますから、もはやそこはスパゲッティ専門店と言っても過言ではないでしょう。学生街の喫茶店ならぬ、通学路線の要に位置する道の駅のような存在です。
近鉄宇治山田駅から徒歩5分ほどの何のヘンテツもないビルの2階。辺りは大して人気(ひとけ)のない所謂シャッター通り。ただし、外階段からアプローチするこの店だけは、いつも行列が出来ています。たまたま本日は運良く最後の席に潜り込み、これにて満員御礼。休日のせいか半分以上が家族連れ。たいそう賑やかな会話がアチコチで展開されています。
ここの看板メニューはただひとつ。「おおモリ」です。お店の名前がモリと言い、そのスパゲッティの大盛が「おおモリ」です。元々高校生を筆頭に食欲旺盛な学生だらけの店だったので、このような大盛が看板になったのでしょう。
さすがに今回私は普通の「モリ」にしました。一人前550円。財布にも優しいです。
ステーキ用の鉄板に卵が敷かれ、その上にナポリタンが載せられています。アクセントに昔ながらの赤ウインナー2本。いや、正確には1本を縦に半切りしてあるので1本ですかね。油をたっぷり敷いてありますので、卵が鉄板にくっつく心配はありません。ただし血管には油がベットリという感じですかねぇ。でもこれがタマラないんですよね~。若者には。o(^o^)o
食べ物が美味しく感じるのは、味覚・臭覚は勿論ですけど、懐かしさという強烈なスパイスも間違いなく影響します。今日の大勢の家族連れも、恐らくは学生時代からのリピーターでしょう。みなさん顔の表情が揃って高校生のようでした。
思い出のスパイスがバッチリ効いている、私の大切なお店の一つです。(^o^)v
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