2014年11月20日木曜日

♪SLの~歩みの果てに~清しこの夜♪

今年もSL広場にクリスマスイルミネーションが灯りました。雪の中を走る蒸気機関車なんて、何とも幻想的でロマンチックな光景です。可愛く雪だるまも佇んでますしね。・・・背景の絵がやたら現実感まる出しですが、人間の目は実に高性能に出来てますね。じっと眺めていると、私のスクリーンには観たい光景だけがくっきりと映し出されています。

蒸気機関車と言えば近代日本史そのものの感がありますが、その殆どは昭和の時代に役目を終えています。ほんの一部が観光用として大井川鉄道などで余生を過ごしているだけです。先日テレビで紹介されていましたが、蒸気機関車は走り出すまでの準備作業に数時間を要し、走り出してからも機関士が燃料の石炭を休む間もなく投入し続けることで運行出来ています。勿論運行後の整備作業にも余念がありません。スイッチONで手軽に動くものではないんですねぇ。

蒸気機関車の最高速度はせいぜい時速80~100km程度です。しかも見るからに一生懸命ワッシャワッシャと走っています。その横を時速500kmのリニアが静かに追い抜いていく様を想像すると、何とも滑稽な感じがします。・・・でも私は、このゆっくりの方に憧れますねぇ~。(⌒0⌒)ヾ

我がSLは、今日も元気に汽笛で時を知らせてくれています。お昼の汽笛、おやつの汽笛、帰宅の汽笛です。
現役を引退した今でも、このように地域の人々の暮らしを支えてくれる。冬にはこのように綺麗なデコレーションを纏って我々の気持ちを盛り上げてくれる。

「生涯現役」・・・いい言葉ですね。私はこの言葉を「生涯元気」と解釈しています。その時その時の役目を真摯に務めあげる。捨てたものではないですね、蒸気機関車も人間も。

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