今に始まったことではありませんが、日本各地で「古き良き時代の建築物を世界遺産に登録しよう。」という行動が起きています。新しいものでは先日登録されたばかりの「富岡製糸所」や、東北地方平泉町の建築・庭園などの遺跡群があります。これらは勿論特級品の遺産ですが、私たちの身近な所にも「古き良き建築物」は散在しています。これまでは政治による「スクラップ&ビルド」の掛け声のもと、とにかく新しいものに!という流れが止まりませんでした。今、辺りを見渡すとあちらこちらに似たような高層マンションやオフィスビル、駅を降りれば似たような駅前広場が広がっています。まっ、特に都市圏に多い光景なのでしょうが、「街の個性」が殆んど失われてしまいました。
そのような中、鉄道駅の最高峰に位置する東京駅の丸の内側駅舎が、一昨年に復刻建築されました。代表的な大正建築である鉄骨煉瓦造をベースに、現代建築の粋を結集した鉄筋コンクリート造を纏い見事復活したのです。建築を志す者にとって誠に誇りであります。(普通、志す者って若い人のことですね。^^ヾ)
写真は、神田駅と御茶ノ水駅を結ぶJR中央本線のガード下です。ガード下に沿って神田川が流れています。ここは復刻ではなく、再活用の事例です。個人規模のショップがアーチ毎に店舗を構え、店舗の中をアーケードのように通り抜けることが出来ます。残念ながら神田川の川面と店舗テラスとの高低差が大きく、現状では一体感を得ることは出来ませんが、将来的には川辺との交流による賑わいも期待出来るのではないかと期待しています。
さぁ、明日はいよいよ学科試験の合格発表です。既に合格前提で1ヶ月以上に渡り設計製図力を鍛えてますからね。今さら「ダメ―っ!!」なんて言わないですよね。92点です、92点。あぁー、精密検査の結果を聞くような感じだわ。m(´Д`)m
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