私が学生の頃は、建築製図用ペンと言えばロットリングかステッドラー位しか思い浮かびませんでしたが、今では実に多種多様な製図向きペンが販売されています。今私が手にしているのはプラチナ社製PRO-USE05という0.5mmの物です。1本定価1,000円・・・だったかな?消費税・・・込みかな?世界堂で安く買ったのでよく覚えてません。m(_ _)m
今年の試験はこれ1本で勝負を懸けます。一応予備的に0.9mmのSTAEDTLER 925 25(ステッドラー社製)も持参します。これは学生時代からの重宝もの。
今回の試験はフリーハンドで勝負を懸けますが、妙なことにこれまで定規で綺麗に描いてきた図面とフリーハンドでの図面を見比べると、以外にもフリーハンドの方がインパクトがあるのです。線の1本1本は~波~波で決して美しくはないのですが、何か訴えてくるものがあるのです。魂が籠っているとでもいいますか・・・。
人間で言うと、とても端整な顔立ちの男前と比べ、お世辞にも男前とは言えない人なんだけど何だか気を惹かれる人・・・っていうような感じですかね。
専門的で細かな話ですが、私の場合定規で線を描く場合、如何に綺麗に線を描くかということに神経を集中します。線ばかり描いているという感覚ですね。かたやフリーハンドの場合は、一部屋(専門的には「居室」と言います)ごとに描き上げていきますので、実際に建物を設計している感覚に浸れるのです。不思議なもので、このような気持ちの入れ方次第で出来栄えがこんなにも違うんだなぁ~と我ながら感心しています。
よく電車を待つホームで、サラリーマンのオジサンがゴルフのスイングをイメージして腕を振り回している姿を拝見しますが、今の私は製図用ペンを持ち、線を描いているイメージで電車を待っているのだと思います。恥ずかしながら、それくらい気持ちを製図に入れ込んでいます。どうしてもっと早い段階から気持ちを入れ込んでやらなかったんだろう・・・なんてことは野暮ですね。人間、時間があればいいってもんじゃないですからね。切羽詰まらないと本気が出ないものなのでしょう。一流の人間ならまだしも凡人ですから。
さて、今週は試験前最後の仕上げになります。勝つはずがない(あっ、失礼!!)と言われていたラグビーJAPANも、W杯で2勝しましたからね。不可能なんてないんですね。
私も今週末の一級建築士試験、ナイス・トライ!!・・・で決めてきます。ι(`ロ´)ノ
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