今回は今年3回目の帰省となります。
ここのところ定番の「ぷらっとこだま」でののんびり移動です。結構空いていますし以外と快適なのです。(^^)v
実家に到着すると、まずは先祖の墓参り。日頃の留守をお詫びし、昔はよく墓石の文字が掘られた部分にカエルがいたなぁ〜と物思いに耽っていると、何とどこからか小さな雨蛙がピョンと現れました。ほぉーっ、絶妙のタイミングだなぁ〜とどアップの記念撮影。
今回は息子も一緒だったので、夕食後のデザートは自宅花火大会。子供の頃を思い出しながらの小一時間。小さな光の協奏に心踊らせました。中でも線香花火は他の花火にはない静けさと、か弱さ、それでいて華麗さを持ち合わせた実に神秘的な魅力を持った私の大好きな花火です。
さて、今年は20年に一度の伊勢神宮式年遷宮の年になります。長い時間を掛けて準備が進められてきた「祭り事」のおおとりとも言える行事がお白石持ち行事です。簡単に言いますと、完成された新築の正殿など神様の御住まいになる神殿の敷地内に、或る一定のサイズに厳選された白い石を敷き詰める行事です。今まさに7月26日〜9月1日までの毎週金曜日〜日曜日に執り行われています。参加する奉献団(白石を献上奉る市民を中心とした集団)は伊勢市内77の町内会並びに特別神領民の方々。残念ながら一般の方々の参加は叶いません。完成した神殿の敷地内に、白く輝く御白石を一人一人が白い布に包み、特別に入領を許可され丁寧に敷き詰めていきます。我が宮川町(宮川連)のこの日の役割は、この白石を詰め込んだ樽を大きな曳き車に載せ、古市町から出発し数百人規模から成る町内会関係者の曳き手がゆっくりと曳き進めることから始まります。曳き車が大きな摩擦音をギォーン・ギォーンと鳴らし、その間木遣り団や躍り手が木遣り節や舞を披露しながら曳き手を鼓舞します。綱は2本。長さは100メートル程もありましょうか。炎天下の下、曳き手は時に楽しく時に苦しく、時に真顔で一途に綱を曳きます。水分補給も怠りなく、皆で助け合い補い合う姿は実に美しく清々しいものです。いよいよゴール直前、おはらいまち通りの終盤に差し掛かると祭りの熱気は最高潮に達します。ゴールの宇治橋はもう目の前です。でも進まない。まだゴールしたくない。そんな思いが溢れ出ています。
私が少年木遣り団として参加したのは丁度40年前のこの時期。小学6年生の夏でした。今はこの地を離れ遠く東京から半ば客人として参加。懐かしい方々との再会も果たしましたが、嬉しさと寂しさが入り交じったような何とも妙な気持ちが支配するのは一体何なんですかね。
そして、母は今年で81歳。次回の式年遷宮は101歳で迎えることになります。私も次回は72歳。・・・・・今回は母もひときわ力が入っているような気がします。
元気で何より。 私にとってそれが一番の励みです。m("⌒∇⌒")m
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