2011年8月1日月曜日

皇居のお濠と社会生活


写真(上)は日比谷交差点から皇居二重橋方面を撮影したものです。お濠の左側(西側)は言わずと知れた皇居です。旧本丸・天守閣はずっと左側奥の方に位置しており、ここから見える所には皇居前広場(広い庭)が広がっています。対してお濠の右側(東側)には日比谷通りを挟んで日本を代表する企業の立派な近代建築物が立ち並んでいます。旧GHQ本部が置かれた第一生命ビル、帝国劇場の入る帝劇ビルなどは重厚壮大な近代西欧建築です。その先にも旧財閥系の本社ビルが皇居に対峙するように日比谷通り沿いにビッシリと並んでいます。

さて写真(下)は先程の場所から少し新宿方面に移動した桜田門辺りから半蔵門方面に向かって撮影したものです。ここのお濠は桜田濠と呼ばれており、その先は千鳥ヶ淵を抜けて武道館のある北の丸公園へと繋がっていきます。お濠沿いの歩道には今日もジョギングを楽しむ沢山のジョガーが軽やかに駆け抜けて行きます。皆さん実に爽快な表情をしています。そう、ここはまさしく都会のオアシスなのですね。対してお濠の左側(南側)には内堀通りを挟んで永田町の政治村が広がっています。喧々囂々とした丁丁発止のやり取りが、国会議事堂を舞台に毎日繰り広げられています。
このように、皇居を中心に東には経済の中心が集まり、南には政治の中心が集まっています。
時代の変化は実に激しく、政治も経済もそれぞれが現代社会の中で激しくぶつかり戦い合っています。

その様を、皇居は間近で静かに見守ってくれているのですね。

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