2021年6月7日月曜日

『建築メモリアル模型』

コロナ下での不自由とボケ防止を兼ねて、建築模型の製作に挑んでいます。
学生時代には「模型の課題」と聞いただけで拒絶逃避していたのがウソのよう。還暦を迎えた歳のせいなのか、はたまたコロナ下での不自由が成す技なのか。空いた時間を見つけては(...と言っても殆んど空いてますが)、せっせと製作作業に励んでいます。

...な~んてトボケてますが、実は一昨年暮れから温めていた「還暦後のライフワーク」です。きっかけは、第1回東京シニアビジネスグランプリへの応募でした。東京都が主体となって、シニア世代の起業意欲を喚起するための企画です。最優秀賞は賞金50万円と破格ではありませんが、ファイナリストとなる最終選考10名には起業支援資金100万円が提供されるというものでした。応募件数189名でしたからそれなりにハードルは高く、まっ、能力と意欲に劣る私は当然落選しましたけどね。(-。-)y-゜゜゜
このグランプリは起業を目的とする以上、収益を上げることが絶対条件となります。模型を作ってハイ終わり!!...という訳にはいきません。そこで私としては、空き家やビンテージ住宅、あるいは現在稼働中の不動産を模型に置き換えることで、不動産の一層の流通に繋げられないか!?という切り口でビジネスプランを作成しました。空き家などは解体されれば何もなくなってしまいますからね。確かに存在したこの家での営みを、せめて模型として往時の姿を復元し、記憶と共に残すことが出来れば...。

一昨年暮れの応募から1年半ほど放置していましたが、今頃になってようやく重い腰を上げたという次第です。ただし、ビジネス目的ではなくあくまでも趣味とボケ防止の範囲。全ての作業を自前で行うため、そもそも模型製作が自分に合っているのか否かの検証から始める必要があります。まずはスケッチレベルのラフな模型から始め、手応えを得られれば、本格的な『建築メモリアル模型』の製作にチャレンジします。処女作は、三重県伊勢市にあった私の実家と決めています。明治時代末期に建てられた小さな家屋です。一昨年暮れに解体され、今は新しい家屋に母と姉が同居しています。母は既に齢89。身体は元気ですが記憶がボチボチ怪しくなってきました。コロナが落ち着けば、家族集まってまた昔話で盛り上がりたいと願っています。その時に、この処女作をプレゼントするつもりです。

2 件のコメント:

  1. お久しぶりぶりぶりですね(>_<)私は模型作り好きですがここ数十年作っていないです。

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    1. masaさん、ご無沙汰してます!!模型好きなのですね!?ミニチュアの世界は魅力的ですよね。グルメ情報ちょくちょく拝見しています。

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